「知恵の経営ナビゲーター」育成講座

「知恵の経営ナビゲーター」育成講座。

立命館大学 経営学部 準教授 中森孝文氏による

「知恵の経営」についてのお話を聴きました。

 

いま、日本全体で知的資産経営を進める動きがあります。

京都府では「知的資産経営」のことを「知恵の経営」と呼んでいます。

→ 「知恵の経営」のススメ

この講座は、そのナビゲーターを育成するためのものです。

 

「知恵の経営」というと、中小企業の社長さんの中には「何やむずかしそうやわ、ようわからん。うちは技術一本でずっとやってきたし、職人の腕はええし、よそが不景気でもうちは伸びとるよ、このまんまでええねん」と言う方がいらっしゃるかもしれません。

 

けれど実は、

「社長さん、まさにあなたの会社のようなところこそ『知恵の経営報告書』をつくられたらいいんですよ」とお答えします。

 

そういう会社こそ「知恵の経営報告書」をつくることで、暗黙知を形式知に変換し、組織全体を強化することができるでしょう。

 

「何となくうまくやれてきた」ことの「強みの源泉」を見極めることで、自社の強さと魅力を再発見し、情報発信していけば、さらに社会の支持を得ることができます。

 

優れた会社の強みと魅力がちゃんと認められ、社会の支持を得て、社会に貢献してもらうこと。そこに意義があります。

 

中森孝文教授のお話は、私が今の日本を見て、危惧していること、心強く感じていることが、すべてスーッと1本の糸のようにつながっていくような明解さでした。

 

このところさまざまなメディアを見て、やはり思うんです。

 

「日本は強い。まだまだこれから」と。

例えばブログにも、こんな記事を書いていますが

高いのに売れる「日本製の釜」

高コストでもあきらめない

価格戦略「日本製リーバイス」

 

2007年に『バリューシーズ100』を商業出版した時から

ずっと

「日本全体がマエストロになることが、生き残りの方法」だと

思ってきました。

マエストロジャパン、です。

伝統的なものづくりから高度な技術まで、すべてそこには

日本ならではの豊かな知恵が息づいている。

真似をしようにもできない技術と知恵。

そんな企業を応援したいと思ってきました。

 

今日の、中森孝文教授のお話は、論理的で明解ななかにも

これまでの私の思いに力を与えてくれる温もりと包容力がありました。

きっと、たくさんの企業の健闘ぶりに間近に接し

親身になってお付き合いしてこられたからこそのお話だろうと思いました。

 

本物には温かさがある。

いつも思うことです。

 

「知恵の経営報告書づくりにチャレンジしたい」方はご相談ください。

あなたの会社の強み、一緒に発掘しましょう。